スピリチュアル体験を求めて知覧特攻平和会館に行ってきた

雑記

8月に入り俺は橘玲の無理ゲー社会という本を読んでいた。

冒頭に鹿児島の知覧にある神風特攻隊に行くことでスピリチュアル体験をする話があった。

スピリチュアル体験とはなんぞやというと神秘体験である。精神が大きく高揚する体験ですな。

イマイチ就職活動にも資格勉強にも気合が入らない俺はスピリチュアル体験を求めて知覧特攻平和会館に行くことにした。

鹿児島空港から電車やバスを乗り継ぎ、3時間ぐらいかけて知覧特攻平和会館に行った。

知覧特攻平和会館
結論を言うと何のスピリチュアル体験も俺には起きなかった。

展示されていた特攻した若者達の遺書に胸を打たれなかったわけではない。ただ、彼らは特攻して死ぬことは嫌で恐怖であり、苦悩しつつそれを実行した普通の若者だった。

特攻隊に選ばれて生き残った人のインタビュー映像を見ると、「日本の色んなところが空襲されて大変だし、特攻隊に行くのはしゃあないなという感じだった。」と言っていた。

普通の若者の日常の先に死があり、そこには特別な何かがあるわけではなかった。

俺は2時間程度でそこを離れた。

止めていた酒とたばこに手を出した

1年ちょっと前にタバコを止めたのだけど手元にタバコがひと箱残っていたので、それを鹿児島に持ってきていた。

1年半ぶりのタバコは普通にうまかった。しかし、口内に残るヤニ臭さは罪悪感を少し感じさせた。

体調を崩して以来一人で飲むのは止めていた酒にも手を出した。

船内でビール
そして、あっという間に酒とタバコに溺れていた生活に逆戻りした。手持ちのタバコひと箱はその日に吸って、次の日に新しいタバコを2箱買った。酒もとにかく飲んだ。2日目は午前中から飲んだ。

ヤル気を出しに鹿児島に来たのに、ダメだった生活に逆戻りしただけだった。

地元に帰ってきてから酒は飲んでいない。タバコは2本残っていたのを吸った。

これから禁酒禁煙を続けられかわからない。何もないおじさんの生活にそれらは一瞬の潤いになってくれるからな。

人生は自分で何とかするしかない

結局いつもと同じく、人生は自分でなんとかするしかないことに気づいただけだった。

その作業は退屈だったり苦痛だったりする癖に成果はなかなか現れないことは十分知っている。

禁酒禁煙もまたイチから始めるしかない。今日が禁酒禁煙1日目だ。

まぁ、しゃあないし、やるしかない。

旅費まとめ

項目 金額
航空費ホテル代 ¥22,100
交通費 ¥7,960
入館料 ¥600
お賽銭 ¥200
飲食代 ¥2,403
外食費 ¥2,350
お酒代 ¥4,291
タバコ ¥840
合計 ¥40,744

航空費ホテル代はかなり安く抑えられたが、自宅から空港往復2000円、鹿児島空港から鹿児島市内へ往復2800円なので、それを含めた2.7万円ぐらいまでが旅費かな。

滞在中は大したこともせずにスーパーで買い物して泥酔して、夜遅くになるとラーメンと食べる生活だった。

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